コゲツの覚えてススメ!ネイティブの細道【第3回】

コゲツの覚えてススメ!ネイティブの細道【第3回】 英会話コラム

コゲツの覚えてススメ!ネイティブの細道【第3回】
アタマにつけるだけ! ネイティブがよく使う『副詞』3選

 

使えれば一気に会話しやすくなる3つの『副詞』

元海外在住ライター “コゲツ” が、現地でよく使っていた英会話のフレーズを紹介するコラム『コゲツの覚えてススメ!ネイティブの細道』

第3回目は「覚えればあとはアタマにつけるだけ」という、超簡単に使いこなせる副詞フレーズを紹介します。

このフレーズが会話中、口をついて出てくるようになると、その後の文章がスムーズに頭に思い浮かぶようになるので、コゲツは現地ですごく重宝しました。

今回は厳選した3つの「副詞」を説明します。例文を使って、使い方もチェックしていきましょう。

ではでは、今回もよろしくおつき合いください!

 

Actually

まずはこの単語から。

Actually』というのは、日本語にすると「実際に〜」「実は〜」といった意味です。
でも、英会話を勉強するときにこういう字面だけだと、頑張って覚えても…

じゃあ会話の中でいつ使えるの?

って、なりませんか?そこで、ちょっと会話向けに日本語の解釈をアレンジしましょう!
どうアレンジするかいうと、コゲツは『Actually』を「ぶっちゃけ」と解釈します。

現地では会話中に「ぶっちゃけ、○○なんだよね」と言いたいときに使っていました。それで会話が不自然になることがなかったので、使い方は合っていたと思います。

例えば、

Actually, It’s annoying to go to Anna’s party next week.
ぶっちゃけ、来週アンナのパーティー行くのめんどくさいんだよね。

のような感じで、会話の中でホンネをぶっちゃけるときには、最初にActually…と言って「きっかけ」にしていました。

 

最初にActually…と言っておけば相手に「いまからホンネ言うよ!」というサインになるので、ニュアンスが伝わりやすかったんですよね!

これをもし、Actuallyを使わずに

I don’t wanna go to Anna’s party next week. Because it’s annoying to go.

としてしまうと、なんか重苦しい印象になってしまって「え… そんなに行くのめんどくさいの? なんかあったの?」と思われるかも。
同じ文章に見えるのに、このようなちょっとした違いで「思っていた伝わり方とちがーう!」となるから、英会話って奥深いですよね。
ほかにも、

Actually I don’t like celery, but I’ll do my best.
ぶっちゃけセロリ嫌いなんだけど、頑張ってみるわ。

とか、

Do you want more beer?
まだビール飲む?
 
No thanks. Actually, I can’t drink any more….
いや、ぶっちゃけ もう飲めねぇっす。

 

と、いろんなところで使い勝手がいいワードなので覚えておいてください!

 

Obviously

つづいてご紹介するのは『Obviously』。意味は「明らかに〜」といった意味です。
この単語、パッとみてちゃんと読める日本人はなかなかいないのではないでしょうか。
たぶん「オ…オブヴィオウスリィ…」とたどたどしく読むのが精一杯で、意味どころの騒ぎではなくなってしまうはず。

なぜなら昔のコゲツもそうだったから(笑)

ここでちゃんと発音を解説しておきましょう。日本人がわかるようにカタカナで表記すると、

「オッヴィアスリィ」

※「オ」にアクセントつけてね!

と読んでもらえれば大抵の英語圏の人に通じるはずです。
Obviously の b と v が続いているところは決して「オブヴィ」とは言いません。舌を噛んで大事故になるので。
ここは、ほぼbを言わずに「オッヴィ」と、小さい「ッ」で発音しておけば大丈夫です。

できれば、その後の「ヴィ」は下唇を噛みつつ「オッヴィアスリィ」と言えば、ネイティブっぽい発音の出来上がりです。

さて、発音もできるようになったところで、肝心の使い方にいきましょう。

このフレーズはちょっとニュアンスが複雑なんですが、コゲツが会話で使っていたのは
「〜に決まってるじゃんね!」のようなテイストで話したいとき。

Obviously, he will win this audition right?
彼がオーディション勝つに決まってるじゃんね?
Obviously it’s going to rain from now, why do you wear high heels!
これから雨降るってわかってんのに、なんでハイヒール履いてんのよ!

このように、自分も含めて全員が「そうだよね」と思うくらいの明確な事実があって、そのことを「○○に決まってるよね」と強く肯定したり、逆説的に「○○に決まってるのに○○なんだよね」と使ったりしたいときに便利です。

 

Basically

3つ目はこちら。『Basically』は日本語に訳すと「基本的に」「根本的に」といった言葉になります。

Basically, this movie was impressed.
この映画、基本的には良かったよ。
Basically, I like Japanese food.
私は基本的に日本食が好きです。

というような使い方をすればOK。

ただ、この使い方を覚えてからが本番です。
実は、会話のアタマに「Basically」を使うときは「基本的に賛成だけど、この部分は自分のこういう意見があるよ」という話をしたいときに最適なんです。

上記の例文をアレンジさせてみると、

Basically, this movie was impressed. But what kind of ending was!
この映画、基本的には良かったよ。ただあのエンディングはなんだよ!
Basically, I like Japanese food. But I have Chinese food three days a week.
私は基本的に日本食が好きです。でも、週3で中華料理を食べます。

と、このような感じで、そのあとの「自分の意見」がセットになるパターンを作れるのです。
会話としては「事象+自分の意見」として相手に投げられるので、相手とキャッチボールしやすくなります。

英会話が苦手な人にありがちなんですが、よく「今日は○○が○○でした」みたいな【事象報告系定型文】しか話せない人っていますよね。

これだと、受け手は事象だけ伝えられて「へぇ、そうなんだ。……で?」と困惑してしまうことがあります。

欧米の文化としては、自分の考えや意見を提示して初めて会話が成立するので「なにか」があって、そこに対して「何を感じたのか」までがセットなんです。

そういった点から見ると、話の冒頭に入れることで「自分の意見」もセットで伝えられるBasicallyは、ネイティブの会話に近づきやすい便利ツールだと思います!

そんなBasicallyですが、今回は「基本的に」「根本的に」といった意味のほかに、ネイティブの間でよく使われるバリエーションがあることをお教えしましょう。

それは「要するに」です。

Hey, what do you like about me?
ねぇ、私のどこが好き?
 
Umm, I like your consideration, and beautiful eyes…and basically everything of you.
うーん、気遣いができるとことか、キレイな目とか…まぁ、要するに全部かな。

おっとっと。

なぜか例文が Too much sweet でしたね(笑)

それはさておき、Basicallyは「要するに○○なんだよね」といった意味でも使えるので、慣れてきたらチャレンジしてみてください!

 

今回は副詞についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

コゲツは「副詞」という文字を見ると、なぜか大物スポーツ選手のご子息を思い浮かべてしまいます。小さい頃はあんなにやんちゃだったのに、今や売れっ子の○○になったようで…。

Actually, I didn’t expect him to be so success!
※この日本語訳はぜひ考えてみてください

というわけで、本日の『コゲツの覚えてススメ!ネイティブの細道』はここまで。また次回をお楽しみに!

 

(協力 オフィスライトビレッジ)

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